民間病院の利点、欠点

医師の仕事、給料

こんにちは、小児内分泌科医Nです

私たち医師は最初は必ず、大学病院か民間病院へ就職します

そこで研修医を終えまた大学病院か民間病院へ就職となります

その際どちらがいいのか私たち医師は迷うことが多いです

ここでは民間病院の利点、欠点について説明します

民間病院の利点

1、一般診療、救急が学べる

大学病院ではまれな疾患を学ぶことができますが、民間病院では一般診療、一般救急を学べます

私も民間病院では夜勤で1日に10数人診ることがあり、寝られない日々がありますが、感冒などの一時救急から、心肺停止などの3次救急までみることができます

一方大学病院では基本は1次、2次救急は見ることはなく、3次救急のみのため来院されたら重症の疾患ということがあります

また医師の人数が少ないため一人で数多くの疾患を診ることができます

2、給料が高い

大学病院では本当に給料が低いです( ;∀;)

民間病院とは比べものになりません

生涯賃金が異なってきます

また大学にいると転勤が多くて退職金をほぼ受け取れないため退職金も異なります

3、他科との連携がとりやすい

大学病院と比較すると、医師の人数が少ないため、みんな仲良くなることが多いです

知らない医師はいないといった環境になります

他科の医師の顔を知っていることで気楽に相談ができ、連携が取れます

4、論文の強制がない

学会の発表はもちろんします

しかし、論文をかけと命令されることはありません

大学にいると半強制的に書かなければいけないのですが、それについても異なります

あと、実際論文投稿するには費用が必要となります

論文費用は大学病院ではすべて自腹ですが、民間病院では病院の功績となるため出していただける病院が多いです

5、転勤がない

大学では1~2年ごとに転勤となります

転勤の際は引っ越しが必要だったりと、引っ越し費用や、時間等がかかります

しかし民間病院に就職すると、そういった心配なく仕事ができます

6、自由な時間が多い

一部の民間病院を除いて大学病院のほうが忙しいことが多いです

なぜなら大学病院は医療のほかに、学生教育、研究を課せられるからです

大学勤務時は夜中に学生のレポートをみたり、また学生用の講義スライドを作ったりします

また土日に研究したりすることも多いです

なので民間病院のほうがプライベートな時間が多くなります

民間病院の欠点

1、専門医がとりにくい

専門医をとるためには指導医が必要であったり、その病院が認定病院である必要があります

最近専門医制度が変更となり民間病院ではとりにくくなっています

大学に残らせようとする大学教授の陰謀とおもいますが、、、

2、学位(博士号)が取れない

学位をとるためには大学病院でないといけないため学位は取れません

学位が必要かどうかは正直わかりません

私は一応とっておりますが、とって給料が上がるといったことはありません

まとめ

民間病院の利点、欠点について書きました

皆様はどう思うでしょうか

私は正直研究はあまりしたくなく、臨床したいので、正直大学病院は私には合いません

個人的な考えですが、理想は大学病院に数年いてその時に学位、専門医をとり、民間病院に転職するのが一番いいのではないかと思います

コメント