低身長

低身長

低身長は私の内分泌外来で、一番多い疾患です

またご両親が一番気になる疾患と思います

低身長とは一体どのような疾患かご説明させていただきます

低身長は100人に2人!!

低身長は100人に2人います

つまり小児全体の約2%の疾患です

先天性心疾患は約1%であり、その約2倍もいる実際は非常に多い疾患です

ちなみに定義は「同姓、同年齢の平均身長よりー2SD以下であるもの」です

SDとは?

SDとは標準偏差のことです

標準偏差とはデータや確率変数のばらつきの程度を表しております

ただそれだけではわかりにくいですよね(-_-;)

私も詳しくはわからないです

なので標準偏差について簡単に説明します

上の図を見てください

まず平均身長=0SDとみなします

そしてSDがプラスであればあるほど身長が高い

またSDマイナスであればあるほど身長が低いんです

私たちはー2SDから+2SDを正常とみなします

なぜならその中に約96%人が含まれるからです

そしてー2SD以下が約2%、+2SDが約2%います

我々はその下2%、つまり100人子供がいたら前から2番目までの子供が低身長となります

-2.5SD以下の身長が要注意

-2.5SD以下の身長は約1%います

つまり100人いたら一番前になる身長です

200人いたら前から2番目になるかもです

そのような人は特に要注意で疾患がいろいろ隠されている場合があります

なのでー2.5SD以下のお子様は一度は受診をお勧めいたします

実際身長SDを計算するには

お子様が実際のところどれぐらいの身長か気になると思います

そこで実際どのように計算するかは以下のサイトを見て頂ければ幸いです

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このサイトはpfizerのサイトで成長ホルモンを作っている会社のサイトです

そちらに性別、誕生日、身長、身長の計測日を入れていただけたらお子様のSDがでます

身長が気になるお子様がいたらぜひ一度測定してください

まとめ

-2SD以下(身長低い順で100人いたら前から2番目以内)が低身長です

ー2.5SD以下(身長低い順で100人いたら前から1番目)が特に要注意で一度受診をお勧めします

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